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ヴァン・クリーフ&アーペルは超一流!ハイジュエリーといわれる所以とは?

2017.10.25

ブランドについて

フランスを代表するハイジュエリーブランドとしてその名が
知れ渡っているのが、ヴァン・クリーフ&アーペルです。

創業は今から100年以上も前でありながら、創業当時からモードの
本場パリで高級宝飾店が軒を並べていることで有名なヴァンドーム広場に
本店があり、今もなお多くの顧客を抱えている一流メゾンです。

フランスのジュエリーブランドとしては、1973年に日本で一番最初に
ブティックをオープンしたと言われています。

ヴァンクリーフ&アペルのブランド歴史を紐解きながら、
同ブランドが今もなお愛され続ける理由やハイジュエリー
でい続ける理由についてご紹介します。

ヴァン・クリーフ&アーペルという一流メゾンが誕生した歴史とは?

ヴァン・クリーフ&アーペルが誕生したのは、
なんと1906年に遡ります。

宝石商の娘として生まれたエステル・アーペルとダイヤモンド商の
息子として生まれたアルフレッド・ヴァン クリーフが1896年に結婚。

エステル・アーペルの実兄であるシャルル・アーペルと共に
パリのヴァンドーム広場に小さな宝石店を誕生させたことが始まりでした。

その後、シャルルの弟であるジュリアンとルイの2人も経営に参加、
この4人がタッグを組みながらそれぞれの得意分野を活かし続けたことで、
同ブランドを現在のような一流メゾンへと昇華させました。

宝石に対する審美眼は卓越していたとされ、近隣の高級宝石店をも
凌ぐ勢いで話題になったのは言うまでもありません。

創業時から現在に至るまで、なんとヴァン・クリーフ&アーペルの
アトリエとしてずっと同じ場所でジュエリーを制作し続けています。

ヴァン・クリーフ&アーペルがハイジュエリーと言われ続ける理由

ヴァンクリーフアーペル_ミステリーセッティング

1906年に創業後、瞬く間にその腕が話題となり突出した有名店
となったヴァン・クリーフ&アーペルですが、1933年完成の
「ミステリーセッティング」によってその名を不動のものとしたのでした。

このセッティング法とは、石を留める爪が正面から全く見えないようにし、
ダイヤモンドといった貴石をぎっしりと台座に留めるようにした独自の技法で、
同年に特許も取得しています。

この技術によって、カットされた宝石の美しさをより引き立てることができ、
ジュエリーの立体的なデザインやカーブの自然さ、丸みのある形といった
デザインを実現させることに成功しました。このことはジュエリー界に多大な衝撃を与えました。

ヴァン・クリーフ&アーペルのデザインの特徴は、何といっても自然界のものを
モチーフにしているところです。雪の結晶や花・蝶といったデザインは、
女性らしくエレガントなデザインの真骨頂と言えるでしょう。

また、ヴァン・クリーフ&アーペルにとって無くてはならないものと言えば
、同ブランドを支える「職人達」です。

ジュエリーは熟練した高い技術のある職人達によってひとつひとつ作られており、
全ての工程において徹底した手作りにこだわっています。決して工場で
生産されているわけではありません。

これらの理由から、ヴァン・クリーフ&アーペルはハイジュエリーで
あり続けているのです。

ヴァンクリーフアーペル_アルハンブラ

ちなみに、日本の芸能界でヴァン・クリーフ&アペルのジュエリーを
愛用する芸能人は多いですが、中でも、特に人気が高いのが
1968年に誕生した「アルハンブラ」というシリーズです。

これは四葉のクローバーをモチーフにしたデザインであり、
他ブランドでも似たようなモチーフを見かけることがありますが、
ヴァン・クリーフ&アペルのそれが本家です。

ヴァン・クリーフ&アペルのジュエリーが贈られた有名エピソードは数知れず

ヴァンクリーフアーペル_王冠

先述した「ミステリーセッティング」は宝石史に大きな足跡を
残したほどの出来事でした。このような高い技術力とデザインは、
そのまま現在のヴァン・クリーフ&アペルの婚約指輪
引き継がれており、女性達の憧れの指輪となっています。

同ブランドの婚約指輪におけるエピソードで有名なのは、
アメリカ合衆国大統領だったジョン・F・ケネディとジャクリーンの
カップルです。

このとき婚約で贈られたリングはエメラルドとダイヤモンドを
散りばめたもので、ジャクリーンの指を美しく引き立てたとされています。

愛する女性に贈ったエピソードで有名なのは、指輪に
まつわるものだけではありません。

かの有名なアメリカの映画女優、グレース・ケリーがモナコ王妃に
なった際にレーニエ王子から贈られたのは、ヴァン・クリーフ&アペルが
制作したダイヤモンドとパールが3連になったネックレス。

さらに、イランのバーレビ国王のファラー王妃は、1967年の戴冠式で
同ブランドの豪華なティアラを被ったとされ、数えきれないほど多くの
宝石が使用されたことから現在でもこのティアラは伝説となっています。

豪華にもかかわらず嫌味がなく上品に仕立てられたこのティアラによって、
ヴァン・クリーフ&アペルの名声は不動のもとのなったのです。

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