ダイヤモンドの品質を細かく審査し、その価値を決定する基準となる要素「4C」。
1:カラー(色:color)
2:カラット(重さ:carat)
3:クラリティ(透明度:clarity)
4:カット(プロポーション:cut)
それぞれの頭文字をとって、「4C」とよんでいます。
カラーは、ダイヤモンドを選ぶときに熟慮する最も重要な要素の1つです。
なぜかというと、多くの人が最初に気にする点はダイヤモンドが白い、もっと正確に言えば、
カラーレス(無色)かどうか、だからです。「白色」のホワイト・ダイヤモンドは珍しく、仮にあってもそれほど魅力的ではありません。カラーは価値に影響する要因です。
カラーとは、ダイヤモンドの天然の地色のことです。
素晴らしく高価な「ホワイト」ダイヤモンドは、完全な無色で、清らかな湧き水のようです。
多くのダイヤモンドは、ほんのわずかな黄色か、茶色がかった色見をしています。
虹の色も全色揃います。天然の色付のダイヤモンドは、ファンシー・カラー・ダイヤモンドと
呼ばれます。ファンシー・カラーにはレッド、ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなどがあります。
左:薄い黄色 (K) 右:無色 (D)
ダイヤモンドのカラーグレードは、G.I.A.(米国宝石学会)規定により
D(無色)からZ(薄い黄色)の23段階で評価されています。
エンゲージメントリングは無色~ほぼ無色のグレード、
D~Jがふさわしいとされています。
いのうえでは中でも、D~Gのダイヤモンドを数多く取り揃えております。
ダイアモンドの色は石のサイズとカットの仕方、そして枠付きかどうかによって大きく左右されます。
- 石が大きいほど色がはっきり見える。
(グラスに入ったワインより瓶に入ったワインのほうが色濃く見えるのと同様である) - 石の尖った先端は、色を引く傾向があり、尖った部分は色が一層はっきり見える。
- 黄色の地金はブルーの石の色を殺してしまうし、ややイエローやブラウンのダイアモンドはより色が薄く見えるが、比較的濃いイエローやブラウンは一層深く深い色に見える。
白い地金を使うとややイエローやブラウンの石はより濃く見えるが、ブルーの石の色は強調される。
以上のポイントを押さえることで、お選び頂く石の持つ魅力をより引き出すことができます。